2015年10月20日

まだ遠いノーベル賞

韓国から

 昨年に続き今年もノーベル賞受賞ラッシュに沸いた日本を横目に、韓国社会は悔しさに打ちひしがれている。歴史認識で反日気勢を上げるのとは勝手が違い、「日本は取れたのに韓国は取れなかった」という事実にただ“屈服”するしかないためだ。

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 近年、国際的にも韓国人の理数系学力は高く、時折「日本人を抜いて世界トップに」というニュースも見掛けるが、ノーベル賞には手が届かない。これは相当のストレスになっているようだ。テレビで受賞のニュースを一緒に観(み)ていた韓国人には「こんなに毎年受賞できるなんておかしい!」とまで言われてしまった。

 毎年繰り返される「なぜ取れないか」の分析では、創造性や独創的発想の欠如が指摘されるようになった。数年前、韓国最高峰と言われる理工系大学の一つ、KAISTの総長に「今の韓国の教育で学生たちの創造性が育まれるか」と尋ねたことがある。米国での研究生活が長かった総長は間髪入れず「育つわけない」と答えていた。

 ところで反体制派のノーベル平和賞受賞が気に入らず、中国が対抗措置として突然立ち上げた「孔子平和賞」は噴飯ものだが、先月の中国での「抗日戦勝70年」行事に出席した朴槿恵大統領と潘基文国連事務総長が実は昨年ノミネートされたことはあまり知られていない。韓国の中国接近は西側諸国に不評だが、少しは報われるというもの?

(U)

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