2015年12月07日

二世官僚登用の是非

ベトナムより

 ベトナムのメコンデルタの一角を占めるキエンザン省でこのほど、省レベルの共産党大会が開催され省の新書記に、グエン・タン・ズン首相の長男グエン・タイン・ギ氏(39)が選出された。南中部沿岸地方ダナン市共産党委員会の新書記に選ばれたグエン・スアン・アイン氏と共に、全国省・市の党委書記として史上最年少となる。アイン氏は党中央検査委員会元委員長のグエン・バン・チ氏を父とする。

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 なお、ズン首相の次男グエン・ミン・チエット氏(27)も、南中部沿岸地方ビンディン省党執行委員に選ばれた。一方、ズン首相の長女グエン・タイン・フオン女史は、ベトキャピタル銀行の取締役会会長およびベトキャピタル証券の会長を務めている。

 現在、ベトナムでは全国で共産党地方大会が行われており、ズン首相に限らず多くの高官の子息が地方党委員会や地方政府の要職に選出されている。

 また、ホーチミン市トップのレ・タイン・ハイ市党委員会書記の息子レ・チュオン・ハイ・ヒエウ氏はこのほど、同市12区の人民委員会主席兼共産党委員会副書記に任命された。同氏は、同市の区・郡人民委員会の指導者としては最年少の34歳だ。

 さらに、クアンナム省党委前書記の息子レ・フオック・ホアイ・バオ氏は、同省計画投資局長に任命された。バオ氏は、ベトナムの省レベルの局長として最年少の30歳だ。

 こうした相次ぐ二世官僚の異例の昇進に、反感を覚える人は少なくない。

 国会議員のズオン・チュン・クオック氏は、「透明性の高い社会では、高官の子息が若くして要職に抜擢されても、国民がこれに反発することはないが、透明性の低いベトナムでは国民が不信感を持つのも当然のこと。この懸念を払拭(ふっしょく)するために幹部選出の透明性を高めるのが急務だ」と総括している。

(T)

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sekai_no_1 at 11:41│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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