2015年12月25日

過剰な玩具提供も困る?

米国から

 米国に住んでいると、至る所でキリスト教倫理の「隣人愛」を垣間見ることができる。それがよく形に表れるのが、貧困家庭の子供たちにクリスマスプレゼントを配る運動だ。

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 代表的なのが、米海兵隊の予備役が主体となって展開する「トイズ・フォー・トッツ」(子供たちにおもちゃを)だ。この事業は広く知られていて、自分の子供にクリスマスプレゼントを買ったら、もう一つ同じものを買って玩具店や小売店などの店頭にある回収箱に入れるという人が多くいる。昨年は同事業だけで約2500万個の玩具が貧困層の子供たちに配られたというから驚きだ。

 この他にも、米国には地域のコミュニティーやキリスト教会、ボランティア団体など、子供たちのためにクリスマスプレゼントを無償で提供する団体が多く存在する。

 また、サンタクロース宛てに手紙を書けば、サンタに扮(ふん)したボランティアがプレゼントを配るという事業もある。

 小学生の子供がいる知人女性は、2カ所からプレゼントをもらったという。そのうち1カ所は1人当たり2個のおもちゃがもらえて、大喜びだった。

 ただ、同種の運動が多すぎて、これらをいくつも利用すれば一般の家庭より多くのプレゼントがもらえることにもなってしまう。助け合いの精神に感心する一方、子供たちに感謝の心が根付かないのでは、と心配してしまう。

(Y)

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