2016年05月03日

北朝鮮記者の「常識」

韓国から

 仕事がら韓国に流出する北朝鮮の内部文書なるものを見たり聞いたりする機会がある。ナゾが多い北朝鮮の内情を知る重要な手掛かりの一つなので、その都度関心を寄せるようにしている。数年前にある脱北者が入手したという「金正日の遺書」のように真偽不明なものが少なくないが、それに交じって特ダネ級の資料もあるにはある。

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 記者(U)が最近ある専門家を介して入手した文書にはあちらの国営メディアの記者たちが持つべき「常識」を網羅した内容が記されていた。もう10年以上前にまとめられたようなのだが、その中で目に留まったのは米国との関係をめぐる記述だった。

 「米国は共和国(北朝鮮)の核開発に同意するか、朝鮮を攻撃するか、朝鮮の要求に応じて不可侵条約を結ぶかの三つの選択を迫られている」。このうち「朝鮮攻撃」については「万が一、第二の朝鮮戦争が起きたらそれは核戦争になるだろう」が、「必ずしも核爆弾を投下するわけではない」のであり、「米国、南朝鮮(韓国)、日本にある多くの原発」で「核爆発を起こすことができる」と書いてある。物騒なシナリオだ。

 こんなものを記者たちの「常識」としてあてがっていたとはあきれるが、記者たちも「常識」に沿って書かないと粛清されてしまう。脱北者が韓国に来てみてマスコミがこぞって大統領の悪口を言っているのを見て驚いたというのも無理はない。

(U)

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