2016年07月26日

「親日発言」の真相

韓国から

 北朝鮮問題の取材で何度かお世話になった韓国の専門家に何年かぶりにお会いした。政府系シンクタンクの所長まで務めた方だが、今回、任期半ばでその職を解かれた経緯についてご本人の口から初めて話を聞くことができた。

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 きっかけは李明博大統領(当時)の竹島上陸と天皇陛下への謝罪要求とも受け止められる発言で日韓関係が急速に悪化したこと。南北統一などで日本の協力を得なければならないと考えた所長は、シンクタンクのホームページに「独島(竹島の韓国名)を韓日で共同管理してはどうか」という提案をアップした。ところが、これで親日家の烙印(らくいん)を押され、数カ月に及ぶ誹謗(ひぼう)中傷に苦しめられた末、辞めざるを得なかったという。

 この提案には前段部分に「日本は独島挑発、歴史挑発をいいかげんにやめよ」という愛国的文章(?)が記されてあったのだが、左派系メディアは「韓日共同管理」の部分だけを取り上げて問題視し、野党議員からしつこく文句を言われた。所長を擁護してもよさそうな保守系メディアも親日家の弁護だけは勘弁してくれとばかり黙して語らなかったそうだ。

 どんな正論でもひとたび親日色がかかると社会的抹殺の対象だ。経済や民間交流、最近は北朝鮮の脅威に対する軍事的連携まで進める日韓には未来志向が欠かせないと多くの韓国人が感じ取っているはずなのだが、残念ながら「親日発言」が許される空間はまだ見当たらない。

(U)

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