2016年09月26日

身近に迫る麻薬戦争

フィリピンから

 フィリピンではドゥテルテ大統領が始めた麻薬戦争が激化しており、毎日のようにどこかで麻薬容疑者が殺害されている。少し遠い世界の出来事のように感じていたが、ついに目の当たりにすることになった。

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 先日、少し遅い時間に食事のために外出すると、現地の人向けのバーの前で人だかりができており、何人もの警官が駆け付けていた。こういった場所での喧嘩(けんか)騒ぎは日常茶飯事なので、気にも止めずに通り過ぎたが、数メートル歩くと歩道に不自然な格好で倒れている男性がいてギョッとした。頭部付近からの出血で路面に真新しい血痕が広がっていたが、この時点で非常線は張られておらず、まさに事件の直後だった。もう少し早ければ銃撃の場面に遭遇していたところだ。

 翌日ニュースを確認すると、やはり麻薬関連の超法規的殺人だった。犯人はバイクに乗った2人組、撃たれたのはバーで飲んでいた2人の男性。私が見た遺体はそのうちの1人で逃走中に射殺されたらしい。もう1人はトイレに隠れたが、そこで射殺されたそうだ。殺害された男性からは麻薬が発見されており、現地メディアはドゥテルテ大統領に呼応した処刑団の犯行だと分析した。

とはいえ、ニュースとしてはとても小さい扱いで、意識して調べなければ見逃してしまいそうな記事だ。それほど似たような事件が相次いでいるということだろう。

 この国で暮らしていると、自分の行動範囲内で殺人事件を目の当たりにするのは珍しいことではない。日本と比べ人の死はとても身近にある。安全に投資するお金がなければ、自分が巻き込まれないように祈るしかないのが現実だ。

(F)

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