2016年10月04日

名画で蓄財するマフィア

オーストリアから

 オランダのゴッホ美術館から盗まれ、行方が分らなくなっていたゴッホの油絵2点が、イタリア南部ナポリ近郊の家から発見された。

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 イタリア当局がマフィアの麻薬組織の家宅捜索中に見つけたもので、麻薬で得た不正資金を名画に替えて隠していたとみられる。

 イタリアでは、マフィアに関する市民からの通報が日常的に行われ、麻薬取引で得た資金で購入した超高級車や豪邸、高額な美術品などが押収されることが多いという。最近では、ムッソリーニが所有していたヨットが押収されたそうだ。

 マフィアは麻薬取引などで得たアンダーグラウンドのマネーを、値崩れしない世界的名画に替えて蓄財している。その多くはヨーロッパ中の美術館から盗まれた印象派の絵で、モネ、セザンヌ、ルノアール、ゴッホなどの絵が多く、さまざまな場所に隠し持っている。

 パリで美術品鑑定士として活躍する友人、ゴンドール氏は「いったん美術館に入った名画は、美術市場で売り買いすることはできない。だが、特殊なコレクターがいて、本物の名画を自分だけ楽しみたいために、密(ひそ)かに窃盗グループから購入する者もいる」「さらにマフィアにとっては、金や金塊よりも名画の方が保管しやすい」と解説する。

 事実、今回発見された2点は、額縁から外され、逮捕されたマフィア組織のボスの別荘内のジムの隠しスペースから発見された。

 絵を盗んだ犯人が逮捕される例も少なくないが、犯人から購入した人間を特定するのは非常に難しい。描いた印象派画家たち本人は、オークションで数十億円の値が付いていることも驚きだが、マフィア所有の暗い倉庫に眠っているのには憤慨していることだろう。

(O)

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