2016年10月10日

思わぬ宗教冒涜行為

ミャンマーから

 ミャンマーの裁判所はこのほど、仏教の説法がうるさく眠りを妨げるとして拡声器の電源を切ったオランダ人男性旅行者(30)に対し、「宗教への冒涜(ぼうとく)行為」との理由で、重労働を伴う懲役3月の判決を言い渡した。

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 オランダ人男性は先月下旬、北部マンダレーで深夜、滞在先のホテル近くで催された仏教儀式の大音量に眠りを妨げられ立腹、その勢いで拡声器のプラグを引き抜き逮捕され、裁判を受けていた。

 圧倒的仏教徒数を誇る東南アジアやスリランカでは、文化や慣習の違いから、ちょっとした行為が思わぬ宗教への冒涜行為として罪に問われるケースがしばしば発生する。

 一番多いのは、仏像に対する認識の違いから起きるものだ。

 仏像を背景に写真を撮ろうとすると、仏像にお尻を向けて立つことになる。仏教徒には眉をひそめる行為でも、この程度ではさすがに見過ごされることになるが、お遊びで西洋人女性が仏像にキスをして、それを写真に撮るとなると一気に僧侶や熱心な仏教徒の発火点を超えることになる。

 ミャンマーやタイの上座仏教では、女性は僧侶の袈裟(けさ)さえ触れてはならないと戒律にある。ましてや仏教徒にとって、仏像はお釈迦さまの化身であったりするわけだから、西洋人女性の好意や茶目っ気でキスする行為は許されるものではない。

 「郷に入れば郷に従う」という消極的なものではなく、異国の宗教や文化を尊重して初めて異文化交流の敷居をまたぐことが許される。

(T)

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