2016年10月21日

なくならない割礼の風習

エジプトから

 エジプト英字紙エジプシャンガゼットによると、同国では9月末、女性の割礼に関わった医師や両親に対する刑罰がより重くなる法律が適用されることになった。

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 割礼の風習は、死亡の血を流すという、ユダヤ教の教えに端を発し、キリスト教徒の一部やイスラム教徒に受け継がれてきたものだが、男性の割礼はまだしも、女性の割礼は不妊の原因となったり、性行為時に痛痒を伴うなどの各種問題点が明らかになるにつれ、エジプトでも法律で禁止されるようになっていた。

 しかし、そのエジプトでさえ、15歳から49歳までの女性のうち、90%が現在も割礼を受けているとみられている。

 今までは、最高2年の実刑判決が言い渡されていたが、新法では、割礼手術をした医師に対し5〜7年、割礼を命じた両親に対し、1〜3年の実刑判決が下されるという。

 イスラム教が受け継いでいる伝統や風習、信仰の中に、時代錯誤的な要素は多々ある。例えば、イスラム法の厳格な適用で知られるサウジアラビアで、15歳以上の子供にも成人と同じ刑を適用、死刑宣告・執行や投石、手足の切断、鞭(むち)打ちなどの過酷な体刑を実施している。国連の子どもの権利委員会は10月7日、サウジ政府に対し、そうした法を早急に撤廃するよう要求した。

 イランでは誕生日パーティーに参加した男女150人が逮捕されている。

 ヨルダンでは、イスラム過激派の戦闘員が、天国で、ベッドで女性と共にたばこを吸い、神にワインとナッツ類を持ってくるよう要求している姿を描いた風刺画をフェイスブック上に掲載したキリスト教徒の作家が、裁判所外で殺害された。信教や表現の自由が著しく侵されているアラブ・イスラム圏の時代錯誤の実態が浮かび上がっている。

(S)

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