2016年12月20日

裁判所に圧力合戦

韓国から

 国政介入事件をめぐる朴槿恵大統領弾劾案可決でその是非を審理する憲法裁判所がデモの圧力にさらされている。

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 先週末、ろうそくデモ参加者たちは「弾劾しろ」、一方の大統領支持者たちは「弾劾棄却」をそれぞれ叫びながらソウル市の憲法裁近くを練り歩いた。憲法裁へのデモはクリスマスイブも大晦日(みそか)も同じように行われる見通しで、裁判官たちはデモに促され審理を急いでいるのか休日返上で出勤しているそうだ。

 今回の事件に限らず、韓国では街頭に繰り出してろうそくデモに参加する市民たちの声は「ろうそく民心」と呼ばれ、権力に立ち向かう“正義”。これに対し「朴思慕(朴大統領を愛する人たちの集まり)」を中心とする大統領支持者は国旗「太極旗」を手に憲法的価値観にこだわる「骨董保守(伝統的な保守)」だ。まるで憲法裁にどちらが心理的影響を与えられるか競争しているようだ。

 法理に基づき弾劾項目を一つ一つ判断する裁判官たちは野球にたとえるなら一球で試合の勝負が決まる時の球審のようなものだろう。だが、外野のライト・レフト両スタンドからこうもうるさい応援や野次(やじ)が飛んでくるとジャッジも狂うというものだ。いっそ「ビデオ判定」のような方法があれば彼らも楽かもしれない(?)。

(U)

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