2016年12月23日

JRパス問題とおもてなし

ブラジルから

 観光で日本を訪れる外国人向けにJR各社が販売している切符の一つに、全国の旅客鉄道を乗り放題で使える「ジャパン・レール・パス(通称JRパス)」がある。

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 JRパスはこれまで、海外在住の永住権を持つ日本人や外国人と結婚して海外に住む日本人などにも販売されてきた。しかし、JRグループは今年11月に利用資格の変更を発表、海外在住の日本国籍保有者は、来年3月末をもって一切購入できなくなることになった。 この資格変更に対して、海外の日本人コミュニティーから多くの不満が出ており、海外在住の日本人を中心とした署名活動も始まっている。その中でも特に声を大にしているのが世界最大のブラジル日系人コミュニティーだ。

 ブラジルの日系コミュニティーは、国策として移住が進められてきた経緯もあり、出身地とのつながりが強い。日本との交流も盛んに行われており、JRパスは、民間交流や親族を訪問する際に欠かせないツールだったという。

 ブラジル日本都道府県人会連合会は今後、国土交通省や観光庁、JR東日本などに再考を求める嘆願書を提出する予定だ。

 海外からの観光客が増え、JRパスを取り巻く環境が今後大きく変わることは理解できる。ただし、ブラジルの日系人を含め、海外在住の日本人は、各地での日本フェスティバル開催を含めて、「親善大使」として日本の文化や伝統を伝えてきたことも事実だ。

 日本と違う文化や環境で仕事や生活に励み、現地で貢献してきた日本人を迎える時、「お帰りなさい」と言える日本であってほしい。「おもてなし」の心が今こそ発揮されることを願っている。

(S)

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