2017年02月07日

米大使館まで非難の的

韓国から

 在ソウル日本大使館といえば道一つ挟んだ向かいの歩道に「慰安婦像」があって、それを囲むようにした反日デモが毎週行われている。海外安全情報として現地在住や渡航の日本人が注意を促されることでも知られ、各国大使館の中で恐らくこれほど韓国人から脅威を受けている所はないと思っていた。ところが最近、同じように脅威を感じていると思われる大使館がある。米国大使館だ。

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 国政介入事件に憤った国民によるろうそくデモは今も毎週末行われているが、非難の矛先がついに米国にまで及び始めた。理由は北朝鮮弾道ミサイルを迎撃する新型地対空ミサイルの韓国導入を米国が主導したというもの。そもそもデモが行われてきた場所が米国大使館前の広場であり、先週末のデモではある発言者が「この地の生命と平和を無視する大使館がそこにある!」「言葉だけの友邦か。米国を糾弾する!」と気勢を上げると会場から拍手喝采が湧き起こった。

 ちょっと待てと言いたいところだ。迎撃ミサイル導入は韓国の安保のためだったはず。それがいつの間にか逆さまの論理になって悪者扱いでは米国もたまったものではなかろうに。ただ、「アメリカ・ファースト」のトランプ大統領が損してまで韓国を守り続けるとは思えない。あまり図に乗って米非難を続けると、日本のような大使一時帰国を飛び越えて駐留軍撤収という手段に訴えかねない。危ない、危ない…。

(U)

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