2018年01月18日

なるか?メトロの改善

米国から

 ワシントンDCと郊外を結ぶ地下鉄(メトロ)は遅延が頻発するなど、利用者の評判はあまり良くない。乗客数は年々減少しており、メトロは客離れをいかに止めるか頭を悩ませている。

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 現在、平日の利用者数の平均は約61万5000人で、10年前の約75万人から約20%も減ったという。原因として、慢性的な遅延のほか、過去に列車の衝突や発煙事故によって死傷者が出たことによる「信頼性」の欠如といった問題がある。

 近年、ウーバーなどの配車サービスやテレワークが広がっていることも、利用者の流出に拍車を掛けているようだ。

 この流れを食い止めようと、メトロは、「ラッシュアワーの時間帯に15分以上の遅れが出た場合、交通費を全額返金する」という新たな試みを検討している。

 これは、「スマートトリップ」という日本のスイカのようなカードの利用者が対象で、改札を入ってから電車に乗って目的地の改札を出るまでの間にメトロが見積もった時間より15分以上かかった場合、その運賃を全額払い戻すという仕組みだ。1月25日の理事会で承認されれば、翌日から年末にかけて実施されるという。

 あくまでメトロが設定した移動時間が基準になっているため、15分の遅れと言っても実際にはもっとかかったように感じることもあるかもしれない。しかし、利用者の一人としては、こうした試みがサービス改善に向けた第一歩となることを期待したい。

(Y)

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sekai_no_1 at 14:59│Comments(0)アメリカ・中南米 

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