2018年03月09日

目見張る「モスクワ号」

ロシアから

 1日の利用者数が東京の地下鉄に次ぎ、世界第2位を誇るモスクワのメトロの最近の進化には目を見張るものがある。利用客の最も多い7号線にお目見えした新世代車両「モスクワ号」に乗ってみた。

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 旧車両では考えられなかったスムーズな走行と、車内の静かさにまず驚いた。モスクワのメトロの車両内で、隣の人と普通の声量で会話ができるようになったのだ。

 ホームに初めてドアの場所(乗車目標)が表示され、前もって並ぶことができるようになったのは嬉しい。また、LEDパネルが組み込まれたガラス張りの幅広ドアは乗降に便利だ。

 そのドアの開閉時の静かさも特筆すべきだ。旧車両の勢いよく閉まるドアは、挟まれたときの恐怖により、駆け込み乗車を思いとどまらせる目的があるのではと思うほどだった。

 旧型車両では連結部の通り抜けはできなかったが、新型車両は可能。連結部は非常に広く、後方から先頭まで見通せるのが気持ちよい。さらに、連結部には半立ち座席が設けられ、充電用ポートとコンセントまである。

 モスクワ・メトロは、一部では日本より進んでいて、以前から全車両で無料WiFiができるのだ。加えて新型車両では、車内のタッチ・モニターで、目的地へのルートや所要時間などが分かる。

 ロシアW杯を何とか成功させようという、モスクワ市の意気込みを感じることができる。

(N)

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sekai_no_1 at 14:17│Comments(0)ロシア 

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