2018年10月11日

選挙義務制の良し悪し

ブラジルから

 ブラジルは、世界でも数少ない選挙義務制を採用している国の一つだ。選挙に行かなかった場合の罰金額は厳しくないが、理由なく投票しないことが続いた場合、パスポートの発給を受けられなかったり、最悪の場合は選挙権を取り上げられることもある。

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 選挙は日曜日に行われるのだが、今回の大統領選挙のように第1回の投票で過半数を得る候補がいなかった場合、決選投票が行われる。つまり、1カ月の間に2回投票に行かなければならないということだ。しかも、国民全員参加の投票であるため、投票所には毎回、長い列ができ、間違いなく貴重な日曜日が半日はつぶれる。

 一方、選挙が義務になっていない国がほとんどだということを知らない人も多く、「日本では選挙は義務ではないし、投票率も5割程度だ」と言うと、「うらやましいね」という声がある半面、「義務にすれば、より政治に関心を持つ人も増えるのではないか」という疑問をぶつけてくる人も。

 義務制が理由かどうかは分からないが、ブラジルの若者は概して政治への関心が高い。記者の子供が通う現地の学校でも、政治や選挙の話は学生たちの間で熱心に交わされているという。

 特に、今年の選挙は、軍政賛美など歯に衣(きぬ)着せぬ過激な発言で知られるボルソナロ候補が旋風を巻き起こしたこともあり、若者たちの政治熱はいつになく高まっている。それでも、投票所の長い列を見た途端に「やはりブラジル人は大変だ」と思ってしまうのも事実だ。

(S)

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sekai_no_1 at 15:50│Comments(0)アメリカ・中南米 

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