2018年12月27日

厳戒の教会でクリスマス

エジプトから

 エジプトではキリスト教徒が人口の10分の1を占めるとされ、総人口が約1億人に達しようとしている現在、1000万人ものキリスト教徒がいることになる。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ

 しかし、エジプトのキリスト教であるコプト教徒は、東方教会系であることからクリスマスは12月25日ではなく、お正月を越えた1月7日になるので、12月の時期にクリスマスの雰囲気はない。

 せめて西欧系の教会ならクリスマスを味わえるのではと思い、今年はイブの夜、英国聖公会系の教会を訪ねてみた。

 すると、何と驚いたことに教会周辺の路上には警察車両が数台配置され、警官が多数、動員されていた。厳重な警戒が敷かれており、年々その厳重さが増しているというのだ。駐車も駄目で、車をわざわざ遠くに止めなければならない。

 信徒らは、臨時に設置された検問所で手荷物の検査を受けていた。自分の教会に入るというのに、他人である警備員にチェックされなければならない。イスラム過激派による襲撃に対し自己防衛を固めているのだ。

 それでも、いざ教会内に入ると聖歌隊が元気に合唱し、子供たちは頭にすてきな紙製の赤い帽子をかぶって元気に飛び回っていた。会場の雰囲気も高揚し、日頃の少数派の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように拍手も力強く感じられた。

 今日、中東のキリスト教は受難の中にある。シリアでは、過激派組織「イスラム国」(IS)などの攻撃を受け、キリスト教徒が近隣諸国や欧米各国に避難して半減している。エジプトでもシナイ半島の信徒たちが国外逃亡している。

(S)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ

sekai_no_1 at 14:38│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


Profile
世界日報社
日刊紙を発行する新聞社。世界各地に特派員を配置し、海外情勢とオピニオンにめっぽう強い。日本初の電子新聞も運営中。
QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ