2019年12月20日

漢方資源のカンゾウ

ウズベキスタンから

 先だってウズベキスタン訪日団を交えたラウンドテーブルに参加した。隣の席の人と雑談したが、これが面白かった。彼は漢方成分分析の専門家で、砂漠など荒れ地の多いウズベキスタンは、漢方薬の有力な輸出国になる競争力をもっているという。

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 とりわけ注目されるのは、生薬界のオールラウンドプレーヤー甘草(カンゾウ)だ。マメ科のカンゾウはわが国でも、北海道などに自生しているのだが、基本的に過酷な環境下でないと漢方に使える良いカンゾウは採れないそうで、ウズベキスタンのカンゾウは成分といい推定される収穫量といい十分な競争力を持っているという。

 カンゾウにはウラルカンゾウとスペインカンゾウの2種類ある。日本の漢方に使われるカンゾウは主に、ウラルカンゾウの中国や豪州からの輸入に頼っている。一方、ウズベキスタンのカンゾウは、スペインカンゾウに属し中央アジアからトルコまでの乾燥地に分布している。ただ、漢方の原料マーケットは結構、タイトで新規参入者がその門を開くのは厳しいらしい。果たして、ウズベキスタンのカンゾウが日の目を見ることになるのか興味をそそる。

 なお過酷な環境下でこそ、いい漢方の原料が採取できるというのは、金以上の貴重品となっている牛黄もそうだ。牛の胆石から採れる牛黄は通常、千頭に一頭しかないといわれる。

 衛生環境の整備された牧場が多くなったため胆石持ちの牛が少なくなっており、牛黄でビジネスをしている私の知人はエチオピアで働いている。劣悪な環境下のアフリカの牛が牛黄の生産地になっているからだ。

(T)

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sekai_no_1 at 13:43│Comments(0)ヨーロッパ 

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