2020年04月02日

地球の裏側から覚える違和感

ブラジルから

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ戦いは、今や世界共通のものとなった。ブラジルに到達したのは2月末だったが、約1カ月で日本を超える4000人超に感染が拡大し、ブラジル最大の都市サンパウロには外出禁止令が敷かれるなど厳戒体制だ。

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 ブラジルでは、ボルソナロ大統領が楽観的な姿勢を貫く一方、地方自治体や民間の動きは非常に早かった。国技とも言われるサッカーも、すべての試合と練習を中止した。記者が利用するスーパーマーケットでは、入店人数の制限が行われているほか、店舗入り口で消毒用アルコールによる手洗いが義務化されている。

 ブラジルは歴史・地理的に欧州に近く、イタリアやスペインなどの惨状から事態の深刻さが伝わったことも、対応の速さにつながったと思われる。先進各国が医療崩壊に苦しむ中、ブラジルの各自治体は感染速度を抑えながら野戦病院や人工呼吸器の確保を急いでおり、果敢な判断が人々の命を救っていると感じている。

 そのブラジルから見て、違和感を覚えるのが日本の現状だ。日本の感染者数は中国との地理的位置から見ると、驚くほどに抑えられている。日本人の衛生観念などが効果的に働いている可能性はある。

 ただ、外出自粛が求められている中で、数千人が集まる格闘技の大会が強行されたり、花見などに多くの人々が外出している姿が見受けられるのは、信じ難い光景だ。

 日本でも爆発的な感染拡大が起きることだけは避けてほしいが、現地から伝わる情報に不安を覚えている。

(S)

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sekai_no_1 at 15:23│Comments(0)アメリカ・中南米 

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