2020年12月17日

道路事情の違いに驚愕

エジプトから

 初めてエジプト入りした時にショックを受けたことの一つに、路上での車や人々の動きがあった。車がひしめく間を、通行人が車の間を縫うようにして歩いている光景に目を見張った。

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 周りには、歩道橋や横断歩道はなく、歩行者は、幅広い路上を車をよけながら歩いているのだ。よく見ると、信号もない。いわば、車中心の道路となっており、歩行者は完全に無視された道路体系になっているのだ。

 もちろん、自転車専用道路などは皆無だ。日本から来た人々は一様にこの光景に驚く。つい最近、カイロ在住の邦人の一人が私につぶやきを寄せ、道路工事が終了したばかりの路面を見て、「橋を造り道路を拡張して道は広くなったが、歩道はないので危険です」と。

 もちろんこのような光景はエジプトに限ったものではなく、中東諸国はほぼ同様だ。レバノンでもヨルダンでも、リビア、モロッコでも同様だ。

 なぜか? 結局、弱い立場にある人々への配慮に欠けているのだろう。どうして家族や友人を大切にするイスラム教が浸透している世界において配慮がないのか不思議に思う。

 日本に一時帰国した時に思うのは、運転手の歩行者に対する配慮の深さだ。あるエジプト人女性が日本に来て、目の見えない人や耳の聞こえない人向けに整備された道路や鉄道内の歩道に驚愕(きょうがく)したのを思い出す。

(S)

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sekai_no_1 at 14:33│Comments(0)中東・北アフリカ 

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