2021年06月03日

神殿の栄華と屈辱

エジプトから

 エジプトには、ピラミッドをはじめ巨大な建造物が目白押しだが、神殿群も巨大だ。古代エジプト帝国の首都としてテーベと呼ばれ、エジプト文明の中心だったルクソールにあるカルナック神殿は、世界最大の神殿建造物とも言われる。

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 空気の神とされるアモン神を祭った壮大な神殿で、東西540叩南北600辰亮壁で囲まれている。一方、この神殿から南に約2・5僧イ譴申蠅縫襯ソール神殿があり、アモン神の妻ムート神を祭った神殿である。

 カルナック神殿の入り口に立ってまず圧倒されることは、スフィンクスの参道だ。両側に牡羊(おひつじ)の頭をしたスフィンクスが40体、列をなして迎えてくれることだ。牡羊はアモン神の使いとされる。

 歴代のファラオ(王)は、アモン神の庇護(ひご)の下に王はあるとの信仰から、神殿やオベリスク、神像などを寄進した。これがカルナックを巨大な建物群にした一因だとされる。大列柱室にある高さ23辰發△12本の巨大な石柱の並びをはじめ、ヒエログリフ(古代エジプト文字)の美しさなどは見事だ。

 さらに大列柱室から正面に進んで見えるトトメス1世とハトシェプスト女王のオベリスクには驚かされる。何よりもその形状の美しさ、秀麗さ、そして巨大さだ。欧米諸国がエジプトのオベリスクを、われ先に自国に持ち帰ったのがよく分かる。

 持ち去りは栄枯盛衰の歴史を表しているが、王や王妃を称(たた)えたオベリスクの喪失も所々あり、栄華と屈辱が重なる場面でもあるようだ。

(S)

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sekai_no_1 at 11:56│Comments(0)中東・北アフリカ 

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